Rose Cloud

月凪「やったねつぐみん！家族が増えるよ！」
……と言う話、多分。

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「と言うわけで、お前みたいな感じで仲間が増えたぞ！」

部活に行く前に教室でくつろいでいると月凪が赤い髪の派手な男を連れてきた。
…どこかで、見たことあるような…顔。

「おう、はじめまして！俺は椿キョウイチっていうねん、ヨロシク！
…って、にーさんもしかして大阪にいたことあらへん？」

「……あ、えっと、出身は兵庫だが…育ちは大阪で３年前までは居たが…。」

椿、と言う苗字に聞き覚えを感じ、首をかしげてると突然肩をがしっと掴まれた。

「俺やで俺！…ほら、小鳥の従姉妹の！」

死んだ…殺してしまった恋人の、従姉妹。
…思わず凝視してしまうが、その顔に怒りや悲しみはなく、
あるのは昔馴染みに再会した満面の笑み。

「なんつー顔してんねん、つぐみん。久しぶりの再会やろ？笑顔みせぇや、なー？」
「…３年前の事、聴かないのか…？」

暢気な笑顔の男に、思わず震えた声で聞いて。
恭一は、俺が怯えたように見えたのか、宥める様に肩をぽんぽんしてくる。

「んー、事件に巻き込まれて、やろ？寧ろその時行方不明になったお前が生きてただけでも嬉しいで？」
「その…殺したのは、俺…だから……。」

俺の言葉に驚き、笑顔の消えた恭一に月凪がどういう経緯でそうなったか、３年前の事を説明する。
難しそうな顔で其れを聴く恭一の顔を見つめる。
恭一は少し考え込むと、うーんと一つ唸った後、何故か笑顔に戻った。

「俺は難しい事は良くわかんないけど、そうしたくてしたわけじゃないやろ？
なら、別につぐみん悪くないし…きっと小鳥も恨む事は喜ばへんよ、多分。
…むしろ、アイツはそんな顔して笑顔をなくしてるつぐみんを心配してるんやないかね？」

小鳥はそういう女やろ、俺の従姉妹やし難しい事は考えられへんよ？と暢気に笑う恭一に驚く。
そういえばコイツは昔から理屈よりも、感情やノリを優先するヤツだった。

「まあ、アレやで、俺は笑顔を届けに此処に入ったんや…覚悟しとけよ~?
そんな顔してたら毎日わらかしに来るからな！」

びしっと此方を指差しそんな宣言をする恭一に思わす笑みが浮かぶ。
すると、その場にいた二人も笑って。

これからの学園生活が一層騒がしくなる予感を感じつつ、３人で笑いあうのだった。




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と言うわけでキャラが増えました。
今月凪の人の家にいるのですが遊んでる時に月凪依頼返却→家族が増えるよ！と言う感じでした（笑
や、元々この子いいよねー、あの依頼行きたいし紹介権貰えたら送るよというやり取りはあったのですが。
家主がEBの闘技場の作戦考えてるのでその間にPC借りてキャラ作成→突発でこのSSかいたり。

前に「彼女の名前は出さないつもり」って言ってたのに出しちゃったよ・・まあいいか！と。
大阪出身と言うことなので彼女の従姉妹と言う立ち位置で幼馴染設定になりました。
まあ細かいところは考えてません、結社どうしようかなーって悩んでるぐらいで。
むしろ病み上がりで明るい子をしっかり動かして上げられるかが問題ですね！
ほんと、しっかり頑張らなきゃ、だ…。