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トミーウォーカーのキャラクターブログ。 更新は不定期です。
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明日は、絶対に負けられない。
そう思った二人の話。










熱海の宿に一泊して、明日に備える。
温泉で身体の疲れは癒されたものの…気持ちは、今だ昂ぶったままで。
宿の屋上へ出ると、湯冷めするのも構わず、俺は大の字に寝転がった。

「つぐみん?…こんなところにおったんか。」
てっきり彼女の所に行ってるんだと思ったわ、なんて軽口を叩きながら恭一が隣に座る。
阿呆か…と軽く突っ込みながら身体を起こし、座りなおす。

「…今逢ったら、弱ってるところ…見せてしまいそうやからな。」
明日、一つでも討伐失敗すれば人類滅亡する。
そんな現実離れした現実に、弱音を吐きそうな自分を自覚していた。
そして、呟くように言った言葉に幼馴染がぷっと吹き出して笑う。
笑われて、少しむっとした俺に向かって
「別に、見せちゃえばええと思うけどなあ?最後になるかもしれないんだから、なぁ?
宿ん中じゃ恋人同士っぽい奴らはあちこちでいちゃいちゃしとったで?お前はせぇへんの?」
…なんて、堪えられない笑いを漏らしながら言いやがる。
一瞬赤くなるのを自分でも感じるが咳一つして平常心を保って見せる。

「い、いちゃいちゃはともかく、だな…今日を最後の夜にはさせないさ。…全部、護って見せる…この身をかけても、な。」
俺がそう言うと、恭一も頷いて
「あの時助けてもらわなきゃ死んでた命だ。…俺も、全部をかけて護ったる…勿論お前の事もな?」
「ふざけるな、俺がお前も含めて全部護る!…って、子供の喧嘩やな、まるで。」
なんて、お互いに顔を見合わせて笑って。

「まあ、お互いにできれば死なないようにしような?彼女も出来んと死んだら、死んでも死にきれへん!」
「…とりあえず、お前に彼女が出来るかはおいておいて…。
友達や…窓日を悲しませたくないからな、出来るだけ生きる努力はしよう、俺も。」
「あ!こいつ惚気やがった!…畜生、爆発しろ!今からでも顔出してこいや!」
なんていって蹴る振りしてきた恭一に笑って。
「もう遅いし、まずは寝るぞ?…明日は絶対に負けられへんし、あちらに迷惑かかるやろ?」
「あー、それもそうか。…よし、つぐみん枕投げしようぜ枕投げ!!」
「Σ人の話を聞けや!…さっさと寝るぞ!」


流石に遅いし、明日の朝一に会いに行こう。
そう決め、明日に備えて俺達は部屋に戻ったのだった。
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1995/08/26
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銀誓館学園に通う高校生と、アクエリオでのんべんだらりと過すエンドブレイカーのブログです。
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